水芭蕉(ミズバショウ)とリュウキンカ 沼の原湿原
斑尾高原は、豊かな森と水に恵まれ、3つある湿原のうち最大の広さと花の豊富さを誇る原生花園・沼の原湿原は、春の雪解けと共に水芭蕉、リュウキンカが咲き 始め群落を形成し、金黄色のじゅうたんを敷き詰めたように咲きます。まばゆい程の彩りの中、高原の住んだ空気を吸い込みながら散策するのは、とても気持ちの良いものです。またリュウキンカの後に白いミツガシワが湿原を被いつくします。
■水芭蕉とリュウキンカの見頃は、例年4月下旬から5月下旬となり、一番の見どころである沼の原湿原では、ほぼ同時期にリュウキンカの大群落も見頃となります。
■ミツガシワの見頃
水芭蕉、リュウキンカの季節が終わると、白いミツガシワの花が湿原を際立たせ、金黄色から清楚感のある白色に色合いを変えます。
四季を通じて様々な花が咲き、アヤメや夏のワタスゲ、カキラン、ウメバチソウなども咲きます、更に9月に入るとシラヒゲソウ、ハンゴンソウ、サラシナショ
ウマ、リンドウなどの花が見頃となり、鳥の種類も多く早朝のバードウォッチングも楽しめるのがこの湿原です。
初夏にはニッコウキスゲ、夏にはハナショウブ 沼の原湿原
雪解けの頃の水芭蕉が終わる春にはザゼンソウ、初夏にはニッコウキスゲ、夏にはハナショウブ、アカバナシモツケ、初秋にはエゾリンドウなど四季を通じて湿原には様々な花が咲きます。
また、周辺はツキノワグマ、ニホンザルなどの生息地でもあり、オオジシギやカッコウなど鳥類、水辺にはクロサンショウウオやモリアオガエルなどの両生類
が棲んでいたりと自然の大宝庫みたいな場所でもあります。自然を大切にして欲しいという願いもありますので、ハイキングのマナーを守りゴミを出さずに大自然を満喫して下さい。